家などを新しく建てる際に行われる地盤調査。地盤調査によって、建物を建てたあとに地盤沈下や地震などによる倒壊などの可能性を推測することができます。地盤の調査をしないまま建ててしまえば、建物の外壁にヒビが入ってしまったり、全体の歪みが生じてしまったりとリスクが大きくなります。では、具体的にはどのタイミングで地盤調査が行われるのでしょうか。今回は、地盤調査が行われるタイミングについてご紹介します。例えば、ご自身が所有されている土地に家を建てる時。月日の経過に伴って地盤が劣化していることも考えられますので、新築工事の契約を結ぶ前に地盤調査を行うことが望ましいです。また、ハウスメーカーで販売されている家を購入する時には、すでに調査されていることがほとんどですが、契約後に調査することもできます。さらに、土地を新しく購入する場合は、一般的に契約後に地盤調査を行うことが多いです。購入する前に地盤の状態を知りたいと思う方が多いでしょうが、契約前の状態ですと、土地の所有権はまだありません。そのため、地盤調査を行うには所有者の許可が必要となり難しいのです。また、どのような建物を建てるのかが明確になっていないと、地盤にどれほどの負荷がかかるのか分からないため調査をしても意味がないこともあります。そのため、地盤調査を行うタイミングとしては、どのような建物をどのような配置で建てるか決めてから必要になるのです。