皆様は「住宅瑕疵担保責任保険」というものをご存知でしょうか。これは簡単に言えば、「新築住宅に瑕疵(欠陥)があった場合、その補修を行った業者に保険金が支払われる制度」のことを指します。地盤調査は適切な建築工事のために欠かせないものですが、この制度を利用するためにも必須なのです。
というのも、住宅瑕疵担保責任保険に加入できる住宅は、特定の要件を満たしていなければいけません。その中には、地盤調査も含まれているのです。加入するためには、適切な地盤の上に建っていることの証明として、地盤調査報告書やそれに代わるものを提出しなければいけません。地盤調査を行っていなければ、これらの書類を提出する事はできないのです。対象の住宅が保険に加入しているのか否かについては、建築工事を行った業者からの説明や、契約書類に記載があるはずです。一度ご確認されると良いでしょう。ちなみに、もしも地盤調査報告書の提出がされていなかったとしても、特に有効期限はありませんので改めて地盤調査をご依頼ください。
住宅の補修工事は高額になることも珍しくありませんので、万が一に備えて住宅瑕疵担保責任保険に加入しているのかどうか確認しておくようにしてください。詳細につきましては、地盤調査のプロにご相談されるとよろしいでしょう。これを怠れば高額な出費を強いられることもありえますので、お早めにご確認ください。