地盤調査は、地盤の緩みで住宅が崩れるのを防ぐために必要な作業です。そんな地盤調査にも種類があるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。 まず「スウェーデン式サウンディング試験」という地盤調査についてご説明します。基本的に住宅に対して行う調査はこのスウェーデン式が多く、コストもそこまで高くないので地盤調査の代表とも言えます。ただ、土質の種類を見分けることが難しいという点、地層があまりにも硬いと正確なデータを得るのが難しいという点があります。次に「標準貫入試験」という地盤調査があります。ロッドで地面を深く打ち込むので、土質の種類を容易に調べることができます。ただ、調査のために広い空間が必要という点、音が出るので近隣の住宅に迷惑が掛からないよう配慮が必要という点があります。最後に「3成分コーン貫入試験」という地盤調査があります。電気式コーンによってロッドを地面に打ち込むので、土質の種類を見分けることができます。ただ地層が硬いとロッドを打ち込むことができないという点があります。 以上のようにそれぞれ注意点があるので、土地の環境に合った地盤調査を行うことが必要なのです。