住宅などの建物を建てようとした時必ずやらなければいけないのが地盤調査です。日本の国土の大きさは日本の人口の数に比べてとても狭いです。それに加え国土のほとんどが山です。そのため住宅などの建物を建てる平地が少なく、日本は昔から山を切り開いたり海を埋め立てるなどして平地を作ったりしていました。ですがそうした人が作った平地というのは地盤の強度が場所によってバラバラになってしまい、人々が作り出した平地の上に建物を建てたとしても建物自体が傾いてしまったり沈んでしまったりしてしまいます。なので建物を建てる際に事前に平地の地盤の強さを測り、この場所に建物建てても大丈夫なのか判断しているのです。また、建物を建てる前に地盤調査をするというのは建設基準法という法律で決まっているため、原則地盤の調査をしなければいけません。一方で住宅品質確保促進法という法律の中で住宅を建てる工務店や住宅を販売する不動産会社にも守らなければいけないことが決まっていて、工務店や不動産会社などには、傾かない住宅を建てる、販売する責任があるとされています。このような法律があるので、より安全な建物や住宅を建てることができ、私たちも安心して暮らしていくことができているということなのです。