家を建てる際に行わなければならない地盤調査。では、地盤調査によって良い地盤と判断されるものと、悪い地盤と判断されるものにはどのような違いがあるのでしょうか。まず、家を建てても大丈夫と言われる良い地盤とは、岩盤や砂礫と言われるところを指します。土の硬さや締まり具合が良く、地盤の強さが5.0t/m2以上である地盤のことをいいます。悪い地盤とは新しい粘土層や砂層が多く、以前は川や池であったりその近くであった場所のことを指します。土の硬さや締まり具合が悪く、地盤の強さが3.0t/m2以下である地盤のことをいいます。悪い地盤であると判断された場合は、地盤を強化しなければなりません。様々な対策方法がありますが、住宅の環境や調査の結果に合わせた対策が行われています。地盤が傾いている場合、湿式柱状改良という地下の土層までミルク状にした固化材を注入する方法が適しています。建物の支持力を強くする必要がある場合は、表層改良という軟弱地盤の上に固い人口層を作ることで建物の支持力を強くする方法が適しています。
このように、地盤調査を行なった結果、悪い地盤と判断された場合は様々な対策方法があります。最も適した対策方法を行うことで、長く安心して住むことの出来る家を建てることが出来るのです。