初めて地盤調査を行う時、調査結果が出てもどういうところを見ればいいのか分からなくて不安だ。という声を時折耳にします。確かに地盤調査は専門的な技術を用いて行われるので、そもそも何が重要な調査結果なのかと考えてしまうこともあるかもしれません。そこで、地盤調査の方法の1つスニーカー式調査で計測した場合の4つの測定項目を覚えておくと参考になるかもしれません。 スニーカー式調査は表面波探査とも呼ばれ、地表で小さな人口地震を起こしてその反応を計測する方法です。その際測定できるのが 「支持力」地盤調査を行った土地が家などの建造物を支えることができる力のこと 「予測沈下量」は地盤が沈下する量をmm単位で測定したもの 「液状化の有無」は地震などの揺れを受けた時に地面が液状化して沈む可能性があるかどうか 「揺れやすさ」は地盤表層部の大きく揺れる部分の度合いと、卓越周期という地震の際一番揺れが大きくなる周期を測定する。 という4つの項目です。どれも気になる調査項目ではないでしょうか。 実際の地盤調査ではスニーカー式を用いるのが適切かどうかはそれぞれの状況によりますが、これらの検査項目を頭の片隅に入れておけば、他の方式での調査結果も見やすくなるかもしれませんよ。