もしも軟弱地盤の上に建物を建てますと、不同沈下を引き起こしてしまう危険があります。不同沈下とは、建築物が傾くように沈下してしまうことです。そうなれば建物が不自然に歪んでしまい、日常生活に支障をきたすのはもちろん、最悪の場合倒壊してしまうことすらあるのです。それを避けるためにも、地盤調査を行い、その土地を避けるなり地盤改良を行うなりしなければいけないのです。しかし、地盤調査をしなくても要注意な土地というものはあります。建物を建てる際には、以下のような土地を避けたほうが良いかもしれません
・低地
低地は、水が溜まりやすい場所でもあります。さらに、低地には水によって運ばれた微細な泥などが蓄積しており、それも相まって軟弱地盤を形成している事が多いです。川や池の付近、また、地名に水にちなんだ漢字が使われている場合には要注意です。
・盛土
盛土は、平坦な地表を作る際に利用されますが、地盤改良においても利用されます。盛土の厚みが厚すぎる場合には、逆に土の重さによって沈下してしまうおそれがあります。
上記のような土地は要注意です。もしも軟弱地盤であれば、その地盤に応じた対策を考えなければいけません。こうなりますと素人の方には手出しが難しい分野になりますので、地盤調査のプロとよくご相談されるとよろしいでしょう。